<2010年合格者H様>
1.受験歴 : 3年
2.利用予備校 : TAC
3.当初勉強で苦労した点 :
鑑定理論の基準の暗記や民法の論証例の暗記等暗記する項目が多く大変でした。
4.不動産鑑定士短期合格術購入後役立った点
●●を使った暗記術を使って基準の暗記を強めることができました。
民法や会計はマインドマップを使って論点・定義の要点整理を行い効率的に暗記することができました。
また、全答練はすべての予備校の問題を取得し、それを試験日までに繰り返し覚えたことにより今回の合格に近づけたと思います。
5.ご自身の勉強上の工夫(各科目)
@鑑定理論:
基準の暗記を●●を使いながら毎日行い、移動時はMP3プレイヤーで聴いて暗証するようにしていました。
また、過去問(平成分)は繰り返し暗証しました。
A民法:
マインドマップを使った論証例の暗記及び答練等の論点抽出を繰り返し行いました。
B経済:
グラフを何度も書き自分で説明できるようにすることと、定義・仮定等で部分点を確実に取れるようにテキスト・答練等を繰り返し行いました。
C会計:
定義のキーワードをマインドマップで暗証し、答練等でのアウトプットを繰り返し行いました。
D演習:
各類型の良問を1つに絞り、出題されそうな類型(今年だったら開発法・DCF法)を重点的に繰り返し行いました。
6.今年の本試験についてのご感想
今年は奇問が少なかった為、それなりの手ごたえはありました。
努力が報われる試験だったと思います。
また、答練(特に全答練)と類似する問題が本試験で何問か出ていたので、皆が出来る問題は確実に点を取ることが必要だと感じました。
<2010年合格者S様>
1. 受験歴
2008年2月(本気で)試験勉強開始。
2009年5月短答式試験受験、合格。その年の論文はパス。
2010年8月論文式試験受験、合格。
2. 利用予備校
Wセミナー85%、TAC10%、LEC5%
3. 当初勉強で苦労した点
民法が大の苦手で論証例をなかなか暗記できず、また、論述の流れも悪く、答練で解答用紙を埋めているのに10点台を連発しておりました。
会計学も新会計基準や純資産会計に対して知識不足で答練で全く書けないことがあり、自己最低の3点を取ったことがあります。。。
4. 不動産鑑定士短期合格術購入後役立った点
まず、スケジュールの立て方が勉強になりました。
年間・月間・週間・日間といった時間軸ごとのスケジュールの立て方の概念に従ってスケジュールを立てたのですが、これが合格に大きく寄与したと思います。
中でも「予備校のスケジュールについていければ上位いける」というのは精神的にも励みになりました。
次に「合格レベルを知る」ですが、これも精神的には励みになりました。
答練・模試を受けるまでは皆すごいいい成績なのかなって思ったりしましたが、蓋をあけてみれば大したことがないのが現状でしたし、短期合格術で言っていることは予備校の宣伝文句よりも遥かに的を射ていました。
私はこの短期合格術は各教科の細かい勉強方法よりも、不動産鑑定士試験における大局的な勉強方法やモチベーション維持の方法、心構えなどが非常に参考になりました。
また、これらは他の資格試験等にも十分応用可能だと思います。
それと、特典(基準の文言だけでは書けない論点集、民法テキスト)も大いに活用させて頂きました。
本編も併せてこのボリュームでこの金額はかなりリーズナブルだと思います。
5.ご自身の勉強上の工夫(各科目)
【論文全科目共通】
答練データベース(Ms Access)を作って、各答練について自己の解答分析と予備校からの指摘事項を見比べられるようなフォームを作ってそれを対比し、採点者の視点を理解するよう努めました。
そうすることによって、より効率的に点数を稼ぐ書き方が身に付いたように思えます。また、当該データベースに、復習実行日と復習回数と理解度から次回復習日を表示させるプログラム(関数)を書き、強制的に復習せざるを得ないシステムにしました。
これによって効率よく反復学習できたと思います。
さらに、どの科目も予備校を最大限に活用するつという意味で、恥を惜しまずどんどん質問票を送りまくっていました(合計30通を超えています)。
分からないことは分からない時点で解決する姿勢が大切です。
【鑑定理論(論文)】
暗記読本の音読による暗記は毎朝行いました。
また、「基準の文言だけでは書けない論点集」や模範解答・テキストなどで重要だと思う部分のメモを書いた紙を、Wセミナー暗記読本の該当箇所に貼って常に確認するようにしました。
【民法】
当初大変苦手だったので、マインドマップで各論点を整理してみたら、少しずつですが理解が深まりました。
さらに頑張って論証例を暗記したらある時を境に急に点数が伸びたように感じます。その論証例の暗記では「こう書け」が役立つと思います。
というのは、問題提起→規範定立→当てはめ→結論といった流れが分かるように書いてあるため、論証の中身と同時に論述方法のクセもつけられるからです。
基礎的な理解に役立ったのが短期合格術の特典のひとつである民法テキストです。
宅建を取ったのが6年ほど前でほとんど忘れていたので、基礎学習に役立ちました。
市販のテキストより良く出来ていると思います。
暗記に活躍したのが、辰巳法律研究所の『趣旨・規範ハンドブック』です。
これは定義、条文の制度趣旨、要件、効果、通説や反対説とその理由などが表形式で載っているので、これを自分で色分けしてマーキングし、何度もまわしました。
【経済学】
過去にFXをやったり日経新聞・ロイターを熟読したりしていたので、マクロ経済学は取っ掛かりもよく当初から答練で上位にいけました。
ミクロ経済学はグラフをきっかけに理解・暗記を進めました。
【会計学】
民法の次に苦手でした。というのは単に暗記不足だったのですが、なかなか点数が伸びずにいたので「こう書け」で知識の充足を図りました。
併せて、TACから出ている簿記一級用の「会計学理論マスター」で会計基準の暗記もしました。
個人的にこの本はおススメです。
というのは、近年の会計学は難問化していますが、会計基準の用語を正しく使って解答すれば案外それなりに点数がのるからです。
【演習】
最初から最後まで鈍足でしたが、その分、類型ごとに同じ問題を何度も繰り返して自分なりの解答の型をつくりました。
その際留意したことは「省略せずに自分が書いたところまでは確実に点数をのせること」でした。
たとえ最後まで書ききっても中身がスカスカだと基準の理解を示すことが出来ないため心証が悪く、点数も伸びにくいと考えたからです。
6. 今年の本試験についてのご感想
【鑑定理論(論文)】
全体的に良く出来たと思います。
問1の埋文+開発法、問2のERの問題はTACの答練でやっていたおかげもあり、会心の出来だったと思います。
問3や問4は応用力が試される問題ですが、こういう問題でこそ差をつけて試験委員にアピールすべきです。但し、なるべく基準の用語を散りばめながら論述しないと独り善がりの解答になりかねないので、その点は注意しました。
【民法】
留置権と請負はヤマを張っていた部分でしたので、見た瞬間ガッツポーズしちゃいました。
ただ、中身自体は典型論点から難関論点まで満遍なく出いたため、典型論点は内容もさることながら論述の流れも良くするように心が
けて解答しました。
こういう問題こそ典型論点でいかに取りこぼさずに的確に解答できるかが合否の分かれ目になると思います。
ちなみに留置権における留置物の管理方法の論点は何を勘違いしたか、掲載されている条文を使わずに賃貸人たる地位の移転の論点を無理やり当てはめて書いてしまったのですが、それでも合格していることを考えるとやはり典型論点重視で点数を配分しているように思えます。
【経済学】
問1の小問(1)(2)は計算間違いをしたのですが、そうなってもいいように小問(3)で計算結果の数字を使わない回答にしておいて正解でした。
そうすることによって計算間違いの減点を小問(3)まで引きずらないようにできるからです。
問2の資産効果については、問題文の受け取り方によっては幾通りでも解答できるのですが、敢えて一番無難な解答にしました。
こうすることによって大きく点数は伸ばせないけど大きな失点を防ぐことができるからです。
基本重視の姿勢が功を奏したと思います。
【会計学】
これはヤマを張っていたC/Fと資産除去債務が真正面から出たので問題を見た瞬間ガッツポーズものでした。
そうはいってもきちんとした論述を書く必要があったので、丁寧に分かり易く順序立てて解答しました。
【演習】
相変わらず鈍足でCF表を書き始めたら終わりました。
但し、今までの方針通り書いた部分は全部点数にするため、いつも以上に読みやすく丁寧に書くべきことをきちんと書きました。
<2010年合格者K様>
1.受験歴
2007年 短答試験合格
2008年 論文未受験
2009年 論文不合格
2010年 短答試験合格、論文試験合格
2.利用予備校
LEC
3.当初勉強で苦労した点
当初、基礎講座をすべて受講し基本書を概略理解するまでに時間 がかかり苦労しました。
その後は、基準等の暗記が大変でした。
3.不動産鑑定士短期合格術購入後役立った点
各科目の目標レベルが設定できたため、勉強計画を立てることができ合格に近づくことができたと思います。
また、読みまくって覚える手法を実践することによって暗記をすることができました。
4.ご自身の勉強上の工夫(各科目)
@鑑定理論
基準の暗記を何回も読むことによっておこないました。
具体的には、毎日夜1時間ぐらい読み、昼間も時間があれば基準を読んでいました。
A演習
ここで失点してしまうと合格は遠いと考え、マイナーな類型を含め、各類型の同じ問題を5回ぐらい解きました。
B民法
あまり時間をかけすぎるのは得策では無いと考え、合格術のオススメに従い●●●●●●を読み込み、その後は答練の復習のみにしました。
C経済学
グラフを何度も書き、基本書を何度も読み込みました。また、直前の答練は暗記をしていました。
ある程度は運任せにしようとは思いつつ、なかなか割り切れづにかなり時間をかけてしまった科目です。
D会計学
まず、基本書を読みこみました。その後、直前期になってからは定義等の部分にマーキングをしておきその部分だけを何回も読み込みました。
5.今年の本試験についてのご感想
鑑定理論については問1、問2については基準、留意事項等を引用しつつ書き進められました。
問3については、答案構成に時間がかかりすぎてしまい、そのため、問4は残り30分を切ってしまったため答案構成はあきらめて思いつくまま、あきらめず書きすすめました。
演習問題少し問われている意味が分かりづらい部分があり、時間を取られてしまったためDCF法の査定表の途中で終わりました。
一般教養科目については、知っている論点と知らない論点の比率が概ね6:4ぐらいで、知らない論点について的外れにならないよう注意しながら書きました。
今年の問題は全体的に手も足も全く出ないような問題はなかったように思います。
不動産鑑定士短期合格術のおかげで合格に近づくことができました。
本当にありがとうございました、感謝です。